アスベストが原因で中皮腫の場合には、業務上の疾病として
労災補償を受けることができます。
中皮腫(胸膜、腹膜、心膜)であって、じん肺法に定める胸部エックス腺写真の
像が第1型以上である石綿肺所見が得られている場合や石綿ばく露作業への期間が
おおむね1年以上ある場合です。
このため、担当の医師に対してチェックしてもらい、
業務により石綿にさらされたことが認められた場合や
その可能性が疑われる場合には、患者さんに対して
労働基準監督署に労災の手続きを行うようにしましょう。
中皮腫の大きな原因としたアスベストがあります。
【アスベストとは?】
アスベスト(石綿)とは、天然の鉱物繊維です。
熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で繁華しにくいという特性があり、
建築材料など様々な工業製品に利用されていました。
現在は、石綿製品の製造は禁止されています。
【アスベスト対策】
≪除去工法≫
吹き付けアスベスト等を下地から取り除く方法です。
アスベスト含有建材が完全に除去されるので、
天地の際に墜落するおそれはなく、最も確実に建物を
安全にする工法です。
≪封じ込め工法≫
吹き付けアスベスト等の層を残したまま、薬剤等を含浸したり、
造膜材を散布し、吹き付けアスベスト等を固定すつことで
飛散を防止する工法です。
除去工法より安価ですが、建物の取得した時には除去工事が必要です。
≪囲い込み工法≫
吹き付けアスベスト等の層を残したまま、板状材料等で覆うことで、
粉じんの飛散を図る方法です。
除去工法より安価ですが、建物の取り壊し時には除去工事が必要です。
【アスベスト除去に関する費用】
アスベスト処理面積
300㎡以下:2.0万円/㎡ ~ 8.5万円/㎡
300㎡~1,000㎡:1.5万円/㎡ ~ 4.5万円/㎡
1,000㎡以上:1.0万円/㎡ ~ 3.0万円/㎡
中皮腫の『受診』から『経過観察』への流れです。
(1)[中皮腫の疑い]
体調がおかしいなと思ったまま、ほうって置かないで下さい。
なるべく早く受診しましょう
(2)[受診]
受診のきっかけや、気になっていること、症状など
なんでも担当医に伝えましょう。メモをしておくと
整理がきます。いくるかの検査の予定や次の診察日
が決まります。
(3)[検査・診断]
検査が続いたり、結果が出るまで時間がかかることもあります。
担当医から検査結果や診断について説明があります。
担当医から検査結果や診断についてよく理解しておくことは、
治療法を選択する際に大切です。
理解できないことは繰り返し説明しましょう。
(4)[治療法の選択]
がんや体の状態に合わせて、担当医は治療方針を説明します。
家族の誰か一人が悩まずに、担当医と家族、まわりの方と
話し合って下さい。あなたの希望に合った方法を見つけましょう。
先輩患者に相談するのも有効です。
(5)[治療]
治療がはじまります。治療中、困ったことやつらいこと、
小さなことでも構わないので、気がついたことは担当医や
看護師、薬剤師に話すようにしましょう。
よい解決方法が見つかるかもしれません。
(6)[経過観察]
治療後の体調の変化や中皮腫の再発がないかなどを確認。
しばらくの間、通院します。検査も行います。
日本における中皮腫での死亡者数は年々増加しています。
■1995年:500人
■1996年:576人
■1997年:597人
■1998年:570人
■1999年:647人
■2000年:710人
■2001年:772人
■2002年:810人
■2003年:878人
中皮腫の原因はアズベストが8割以上です。
中皮腫は致死率の高い疾患であり、国内における2004年から過去10年間の
死亡者数は非常に多いです。
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国内における石綿の輸入及び使用については、1995年に発がん性の強い
クロシドライトとアモサイトが全面禁止になり、1997年にクリソタイルの
発がん性も確認され、2004年10月に使用が禁止されました。
今後、死亡者数は急増し、2030年頃まで継続的に増加することが推定されており、
2000~2029年の30年間の脂肪者数は約58000人に達すると予想されます。